はじめに

このサイトを作成することにしたきっかけです。

勤務場所や業務内容が変わる経験を経る中で、自分のスキルを棚卸しし、体系的に整理する必要性を強く感じるようになりました。また、関わる人々が変化することで、実績だけでは伝わらない場面も増え、資格などの客観的な証明を通じて、自分の能力に「外から見える形での説得力」を持たせることの重要性を再認識しました。

同時に、インプット中心の学習には限界があることも実感していました。若い頃から「何かに熱中→やめる→数年後に再開→記録が残っておらず一からやり直す」という非効率なサイクルを何度も繰り返してきました。その反省から、現在はアウトプットを重視し、学習内容や試行錯誤を記録するようにしています。

このWebサイトは、そうした記録をより体系的に蓄積し、共有可能な形に整理することを目的として構築したものです。

書式の選定

当初はWordやExcelで記録しようとしましたが、Microsoft製品はプラットフォーム依存が強く、将来的な移植性に不安がありました。PowerPointで手順書を作成しようとしたこともありましたが、1ページに収める制約や、見た目の調整(フォント選び、配置調整など)に多くの時間を取られてしまい、本質的な記述に集中できないことに気づきました。

そうした経緯から、視覚装飾に煩わされず、構造化された記録が可能なMarkdown形式に落ち着きました。

SSGの選定

Markdownでの記録が進む中、それをWeb上で公開・再利用可能にする方法として、**静的サイトジェネレータ(SSG)**の導入を検討しました。

まず試したのはDocsifyで、シンプルな見た目には好感を持ちましたが、数式表示の対応が難しく、数時間を費やしても解決に至らず断念しました。次に試したAstroも、数式問題が残ったうえ、見出しのデフォルトスタイル(特にフォントサイズ)が大きすぎることが気になり、カスタマイズに手間がかかると判断して除外しました。

最終的に選んだのがHugoです。Hugoは数式表示がスムーズで、Markdown資産との親和性が高くデザインと運用のバランスも良好であったため、現時点では最適な選択と考えています。

なお、今後さらに適したSSGが現れた場合には、容易に移行できるよう、サイト構成はモジュール的に設計しています。

今後の展開

当サイトでは、主に以下の内容を発信・整理していく予定です。

  • 資格試験の学習メモ 学習過程での要点整理、理解の深化、試験対策のための記録を行います。
  • Pythonスクリプトの提示 日々の業務や学習の中で使用しているミニツールやコード片を紹介し、再利用性と学習効率の向上を図ります。

このように、本サイトは「記録と再利用を重視した知的蓄積の場」として育てていきたいと考えています。